京都精華大学 人文学部(仮称・構想中) 2026年4月 開設 (仮称・構想中)
記載内容は構想中のものであり、変更となる可能性があります。
きみが生きていく この世界は
激しく 目まぐるしく 変わっていく
きみはいま 戸惑っていないだろうか
社会の流れを前に
立ちつくしていないだろうか
未来への希望より
不安が大きくなっていないだろうか
大丈夫
きみは そのままのきみでいい
もっともっと
好きなことにこだわっていい
ずっとずっと
自分らしさを大切にしていっていい
きみが信じるものを「人文学」が
「生き抜く力」に 変えるから
長い歴史をもち
人間と社会を見つめる学問
いま その力が再び求められている
最先端企業の経営者やクリエイターも
「人文知」に注目している
新しいものを 創りだすには
理屈をこえた 人間への洞察が
AIを正しく動かすには
言葉と教養が 不可欠になる
自分の強みと
人文学の学びを 掛けあわせて
他者とつながるための 言葉の力を
課題を乗り超えるための
自由な視点を
複雑な現実を捉えるための
しなやかな感性を
京都精華大学は さらに進めていく
この世界を生き抜くための
「新しい人文学」へ
さぁ踏みだそう いっしょに
世界でたったひとつのきみを
世界が待っている
3つの学びがきみに
「生き抜く力」を
与える
人文学部では、
変化の激しい時代を乗り超える力をつけるために
「言葉の力」「自由な視点」「リアルな体験」という
3つの先進的な学びを用意しています。
どんなにテクノロジーが進化しても、必要になるのは人間の「言葉の力」。人文学部では、読む・書く・聞く・話す、言語コミュニケーションの基本と、思考のベースとなる教養を身につけることで、「言葉の力」を高めます。
「言葉の力」と
「幅広い教養」を身につけ
変化に対応できる
ベースをつくる
「言葉の力」を深めるために、人文学部では自分自身や自分の考えを伝えるための技術を身につけます。さらに、文脈の理解や知識の体系化を可能にする人文学的教養や、幅広い言語教育のための科目も充実。どんな時代でも通用する、言葉を使いこなす力を自分のものにします。
Subject
必修科目「ことば実習」で、文章力とコミュニケーション
能力をやしなう
人文学部の必修科目「ことば実習」では、「書く」「読む」「聞く」「話す」ことで自分自身について掘り下げ、積極的に自分の考えを表現。さらに、書いたものを他の学生と共有することを通じてコミュニケーション能力をやしない、社会と関わっていくための「ことば」を身につけていきます。
Study
人文学の名著や古典から、
これからの時代を生きる
ヒントを得る
「言葉の力」を支える教養をきたえ、古典に学ぶ。それは新たなイノベーションを生む素地となります。全学部共通科目では「哲学」「文学」「ジェンダーと社会」など知の土台となるリベラルアーツ科目を学ぶことができ、人文学部の各コースでは時代を更新してきた名著や文献などを読み解きます。
Program
言葉を通じて文化や社会と
出会う多様な言語科目を設置
社会での言語運用を捉える「言語と社会」、史料の読解力を高める「古文書解読」など、言葉を通じて文化や社会と出会える多彩な科目を用意しています。
人文学部各コースの
言葉の力を伸ばす科目
・古文書解読
・古典文法
・詩歌論
・漢文学
・くずし字読解
・心理言語学
・社会言語学
・英語学概論
・英語文学
・World Englishes
・言語と社会
・日本語学特講
これからの社会で求められるのは、自ら問いを立てたり視点を変える力。人文学部では、多様なジャンルの横断的研究と、課題に対して多角的にアプローチする学びで「自由な視点」「課題発見の力」を身につけます。
自分で「問い」を立て
「視点」を自由に
未知の世界へ
踏み出していく
人文学部では、多角的に課題に迫ることやジャンルを横断する研究を重視することで、「自ら問いを立てる力」「視点を変える力」「他者への想像を働かせる力」を育てます。あらゆる分野で新しいアイデアが求められるいま、これらの力は大きな強みになるはずです。
Subject
ひとつのテーマを
さまざまな角度からアプローチ
する独自の必修科目
人文学部の必修科目「人文学原論」「人文学概論」では、「共同体」「他者」「所有」などといった人文学として考えるべきテーマについて、講義と議論をくりかえしながら学びます。歴史、文学、社会、グローバル、文化という多様な角度から物事を考える力を身につけ、自由な視点を手に入れます。
Theme
社会問題から、伝統文化、
ポップカルチャーまで。
多様なテーマを研究できる
気候変動
ウェブトゥーン
新選組
TikTok
円安
インバウンド
BeReal.
格差
お笑い芸人
マッチングアプリ
戦争
サーキュラーエコノミー
K-POP
寺社建築
ヤングケアラー
推し活
ルッキズム
LGBTQ+
ディストピア小説
転生
モキュメンタリー
刀剣乱舞
ジェンダーギャップ
町おこし
フェミニズム文学
Y2K
クロスリアリティ
Capstone
文化や社会事象を
独自の視点で読み解いた
ユニークな卒業研究例
・明治初頭の京都府政と遊所
・原爆が広島に与えた影響ー観光資源としての原爆ドームについて
・平安時代の飲食表現ー紫式部と食
・メディアと流行語ーお笑い芸人が生む言葉の広がり
・「相模原障害者施設殺傷事件」に関する言説の分析
・現代社会における「手書き文字」の意味ー社会的構築主義からの考察
・韓国ドラマにおける翻訳の手法ー『わかっていても』を中心に
・台湾における日本型コンビニの受容
・『呪術廻戦』における呪術のルーツー「呪いの王」両面宿儺との関係性
・DTM楽曲における「顔を出さないミュージシャン」の世界観構築について
現実はシステムで対応しきれない複雑さ、曖昧さに満ちています。人文学部では現場に直接出かけ、リアルな体験をする「フィールドワーク」を重視。人間に対する解像度を上げ、現実への対応力と実践力をやしないます。
フィールドワークで
リアルな「現場」を体験。
人間への解像度を上げ、
実践力を手に入れる
「現場での体験」を重視する人文学部では、2年次後期の6カ月間、全員がキャンパスを離れて現地調査を行う「フィールドワーク」を実施します。国内・海外から選んだ研究拠点で自分の興味や関心にあったテーマを追求。人間への解像度を上げ、実践力を身につけます。
国内・海外から選べる12の研究・調査拠点
国内 京都・関東・北海道・沖縄
海外 アメリカ・カナダ・ニュージーランド・フィリピン・スペイン・フランス・台湾・韓国
Domestic
Fieldwork
国内フィールドワークプログラム例
京都 ✕ 寺社
古文書や文学作品に登場する京都の地域や寺社に足を運び、現地を調査。現代に残る寺社や地域社会と歴史・文学のつながりを考えます。
京都 ✕ 動物園
京都市動物園をフィールドとし、動物園の運営に実践的に携わり、自然環境の現状や歴史を調査。維持管理の方法を考えます。
京都 ✕ マンガ
本学が管理・運営を担う京都国際マンガミュージアムを拠点に、京都におけるポピュラー・カルチャーのあり方を調査・研究します。
北海道 ✕ 先住民族の文化
北海道の提携大学に留学し、先住民族であるアイヌ民族の衣類や工芸、食文化など、文化や暮らしについて、調査・研究します。
International
Fieldwork
海外フィールドワークプログラム例
アメリカ ✕ ジェンダー
アメリカの大学や公的機関等において、ジェンダー平等がどのように実践されているかを調査し、日本社会と比較検証します。
ニュージーランド ✕ 共生
ニュージーランドの先住民族マオリの衣装を研究。資料収集やインタビューを通じテキスタイルデザインや制作技法の理解を深めます。
フィリピン ✕ 児童福祉
本学が管理・フィリピンの孤児院で、教育支援や食事提供のボランティアを行いながら、家庭環境や国の経済成長について調査・研究します。
5つのコースが
きみの「好き」を
解放する
人文学部では、
「歴史」「文学」「社会」「国際文化」「国際日本学」の
5コースで専門性を深め、
自分の関心や興味を「社会に通用する力」に
発展させていきます。
京都の地で時代と人間を見つめる
歴史コース
History
「歴史の現場京都に根ざし
人間のあり様をリアルに学ぶ
京都という歴史を学ぶのに絶好の土地柄を生かして、文献研究に加えて歴史上の人物の縁の土地や当時の街道に足を運び、現地調査を行います。研究領域は古代から近代まですべての時代の日本史が対象。歴史に名を残す英雄だけでなく、当時を生きた民衆の視点からも史料を読み解き、過去の人間の生き方から現在・未来のあり方を提唱します。
歴史コースで学べる専門科目
京都の歴史、日本・アジア関係史、古文書解読、地誌学、日本藝能史、日本思想史、日本社会史、日本文化史、日本民俗学、歴史地理学
卒業後の進路
教育・研究職のほか、
分析力や調査能力を生かして
幅広い職種で活躍
めざせる職業
学芸員、学校教員、ツアープランナー、キュレーター、公務員、図書館司書、編集者、企画職、営業(総合職)など
取得できる資格
高等学校教諭一種免許状(地理歴史)、中学校教諭一種免許状(社会)、図書館司書、博物館学芸員
言葉の世界で、人間の心情に触れる
文学コース
Literature
上代から近代まで、
言葉がつむぐ
「創造の世界」を探究する
研究対象は、上代から近代までのあらゆる日本文学。小説や詩歌、戯曲、評論など多様な分野の作品講読や作家研究を行います。作品に登場することも多い京都を舞台に、現地調査を通じて学ぶことが特徴です。各時代に生きる人々の文化や精神を理解しながら作品を読み解き、「人間とは何か」という本質的な問いに迫ります。
文学コースで学べる専門科目
説話・口承文学、日本文学史、漢文学、くずし字読解、古典文法、詩歌論、書誌学、書道、日本語学特講、比較文学、批評理論
卒業後の進路
言葉の力と他者への
想像力をやしない
新たな文化や表現を
生み出す仕事へ
めざせる職業
編集者、ライター、小説家、学芸員、学校教員、図書館司書、校正・校閲、書籍の流通、企画職、営業(総合職)など
取得できる資格
高等学校教諭一種免許状(国語)、中学校教諭一種免許状(国語)、図書館司書、博物館学芸員
「いま」を読み解き課題を発見する
社会コース
Society
自分が生きる
「いま」を読み解き
社会の課題を見つける
家族、学校、ジェンダー、環境など、自らの悩みや疑問、身近な問題を入り口に、社会現象や人間の行動の要因を掘り下げていきます。教員には多様な分野の研究者がそろい、関心に応じて知識を深められる環境です。さらに、フィールドワークを通して、数値やデータの分析だけでは気づきにくい問題の本質に迫る力をやしないます。
社会コースで学べる専門科目
ジェンダー論、地域社会論、社会藝術論、国際関係論、社会学特講、社会支援論、社会思想、社会調査法、大衆文化論、多文化共生論
卒業後の進路
現代社会の問題と向き合い、
メディアや
公的機関、教育、
福祉など幅広い業界へ
めざせる職業
編集者、記者、公務員、NPO・NGO職員、学芸員、図書館司書、学校教員、教育機関職員、企画職、営業(総合職)など
取得できる資格
高等学校教諭一種免許状(公民)、中学校教諭一種免許状(社会)、図書館司書、博物館学芸員
海をこえて、新たな世界に出会う
国際文化コース
Global Culture
多様な文化・世界を体験し
グローバルな視点を育てる
国際都市・京都、そして留学生が多い学内環境に身をおいて実践的に英語や語学を習得します。さらに2年次のフィールドワークでは国内外の12の国や地域から選択した拠点で、半年から最大一年間、語学学習に加えて土地の文化や社会課題を研究。世界の課題に向き合う力、どんな国や地域でも自分らしく生き抜ける力を獲得します。
国際文化コースで学べる専門科目
グローバル共生社会論、グローバル化とメディア、文化人類学特講、国際協力論、英語学概論、英語文学、English Communication Intermediate、World Englishes、心理言語学、社会言語学
卒業後の進路
生きた語学力と文化への
理解を生かし
英語教員のほか、世界で活躍
めざせる職業
国際公務員、貿易事務、外資系企業(総合職)、学校教員、学芸員、教育機関職員、旅行コーディネーター、NPO・NGO職員など
取得できる資格
高等学校教諭一種免許状(英語※)、中学校教諭一種免許状(英語※)、図書館司書、博物館学芸員
※2025年度開設にて申請中。ただし文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。
日本と世界を文化でつなぐ
国際日本学コース
Japanese Studies
マンガ・アニメから
伝統文化まで。
日本文化を通じて
世界とつながる
マンガやアニメなどの大衆文化から伝統文化まで、多様な日本文化を、伝統と革新が同居する都市、京都で研究します。その魅力を海外に向けて広く発信できるよう、語学力の向上を重視していることも特徴です。国家資格である登録日本語教員の免許も取得可能。好きなことで社会に貢献する力をやしない、文化で日本と世界をつなぐ人を育てます。
国際日本学コースで学べる専門科目
伝統文化論、現代文化論、言語と社会、伝統藝能論、サブカルチャー論、比較藝術論、日本の美学、日本語教育学特講、言語習得論、日本語教授法
卒業後の進路
日本語と日本文化の
専門家として
世界と日本を
つなぐ道を切り拓く
めざせる職業
登録日本語教員、ツアープランナー、キュレーター、公務員、学芸員、図書館司書、編集者、流通、企画職、営業(総合職)など
取得できる資格
登録日本語教員※、図書館司書、博物館学芸員
※2025年度開設にて申請中。ただし、文部科学省における審査の結果、予定した養成課程および実践研修が開設できない可能性があります。
知的な刺激に満ちた
人文学
ワンダーランドに
ようこそ
5つのユニークなコース編成、
「生き抜く力」を身につける先進的な学びのプログラム、
他分野や学外とのコラボレーション──。
京都精華大学人文学部は、まるで「知のワンダーランド」。
はじめて見る景色や心躍る発見が待っているはずです。